相続した訳アリありの物件への立ち合い

相続人が初めて相続物件(戸建住宅)を見るということで、同行の依頼を受けた。

本物件はもともと別荘として建築されたもので、前所有者からの依頼で母親が購入し、賃貸しているというものであった。

1,賃貸借契約書無し
2,賃借人の氏名、連絡先不明、顔も知らない
3,物件は数年間使用形跡なし
4,電気メーターBOX撤去されている。浄化槽ブロイラー無し。
5,外から見た室内は昆虫死骸(カメムシ等)、衣類、レコード盤、CD等が散乱。
6,母親への賃料の支払い痕跡不明
7,賃貸期間は10年以上か?

後日、本物件の始末は先送りしていたところ、賃借人からの連絡があった。(別荘がある地元の人から賃貸人が亡くなり子供が相続したことを知って連絡をしたとのこと)。

その時点で頑固おやじに相談があり、まずは、賃借人との面談を提案、日時を決めてもらい(決まるまでに何度も賃借人の都合で日時の変更あり)事務所に来ていただいた。

①住所は東京都(住まいは賃貸か?自己所有か不明)。男性。独身。50代後半?
②別荘は原発事故後の復興応援のビジネス(話が大きくて理解難)の事務所兼住居として物件を探し
いたところ、母親の好意で貸していただけることになった
③契約書は作成したように思うが手元にはない(覚えてない)。
④滞納している家賃は、まとめて支払う。
⑤現在まとまったお金がないので計画中の復興ビジネスプランの補助金の中から支払う。
⑤契約書作成等作成は協力する。

その後、貸主から配達証明付きで滞納家賃等の支払いの請求書を送付。

一転して、退去することになり、現地で退去立会のため同行の依頼を受ける。

約束した時間は2時間遅れ。
解体業者も同行(賃貸人が要請)。

その場で、以下のやりとりをした。

滞納家賃の支払いの約束はどうしたんですか?
どのようにして支払うんですか?

賃借人はまたもや語る。
「今、青森六ケ所村の原発関係企業から誘いを受けている。役員待遇なので
給料?から払えると思う。それと相馬、浪江地区での起業プランもいけそうなので云々・・」

肝心な問いははぐらかし、原発事故から15年も経過したにもかかわらず、復興に貢献するという非現実的な大義名分を語るとともに「助成金、補助金」ワードを連発、あきれるしかなかった。

最後に、「滞納賃料の支払いに関し、東京都日野市にある「○×法律事務所」に相談しており、そこから連絡があると思いますので宜しくお願いします」とのことで、現場を後にした(google検索でその事務所の実在は確認できた)。

さて、このような人は約束を果たしてくれるのでしょうか?

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